ロコモって知ってる?

ロコモに年齢は関係ない

ロコモを知ろう! これからの介護予防で重要となる「ロコモ」について

年齢は関係ない!日頃から意識しておくことが大切

高齢者でなくともロコモになる


若い人も注意が必要

若い人も注意が必要

「高齢者がロコモになる」といったイメージを持つ人も少なくありません。しかし、若い人にもロコモ予防は必要です。日頃から意識しておくことが大切ですよ。
筋肉や骨の量がピークに達するのは10~30代で、40代になったあたりで下半身の筋力が低下していきます。実際に運動不足を感じている人も多いはずです。現代人はエレベーターや車などで移動することが多く、足腰を使う機会が減っています。そのため、若い頃からロコモ予防をしていかなければなりません。
また、子どものロコモも増えています。身体が硬い、バランスが悪いなどの理由で基本的な動作ができず、その結果姿勢が悪くなり疲れやすい状態に陥ります。最近の子どもは座る動作が下手で、和式トイレを使えない子どもも増えていますよね。掃除の時間に雑巾がけをした際、手で身体を支えられずに顔から転倒し、前歯を折ってしまう子どももいるみたいですよ。スマホやゲームが普及したことによって姿勢が悪くなり、外で遊ぶ機会が減って運動不足に陥ることが原因として挙げられます。バランスのとれた食生活と適度な運動は高齢者だけでなく若い世代にも必要なんです。

日常生活の中で意識すること

日常生活の中で身体を動かす意識を持ちましょう。例えば歩幅を広くして早歩きをしてみる、エスカレーターではなく階段を使うなどのちょっとしたことで結構です。ソファで寝そべりながらテレビを見るのではなく、ストレッチなどをしながら見るようにしましょう。買い物の時は散歩がてらいつもより少し遠いお店に行ってみてはどうでしょうか。近所に公園や運動施設があるなら積極的に利用してください。地域の身体作りイベントに参加するなど、なるべく外出の機会を増やすことが大切ですね。
特に高齢者の場合は、身体を使うだけでなく体調が悪い時は無理をしないといった心がまえも必要です。また、運動をして痛みが生じたり様子がおかしいと感じたりした時はすぐに専門家へ相談してくださいね。

継続するために

運動に慣れていない人は習慣づけするのに苦労するかもしれません。友人と一緒にサークルに入ったり、スマホのアプリを利用したりしてゲーム感覚で継続するなどの工夫をしてみましょう。ひどい痛みを伴う場合は中止すべきですが、適切な運動によって慢性的な痛みが改善するケースもあります。痛いからという理由でいつまでもその部位を動かさずにいることで、筋肉が衰えてさらに状態が悪化する恐れもありますよ。そのため、専門家に適切な運動やストレッチの方法を聞く機会を設けるようにしましょう。

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