ロコモって知ってる?

ロコモになる原因

ロコモを知ろう! これからの介護予防で重要となる「ロコモ」について

原因と進行の過程について

なぜロコモになってしまうのか


日本は高齢者が多い

日本は高齢者が多い

日本人の平均寿命はどんどん長くなっています。日本は世界的にもトップレベルの高齢者社会です。50歳を超えたあたりから運動器障害を発症するケースが増えてきますが、50歳を超えてからも人生はまだまだ続きます。そのため、日頃から何かしらの運動をして身体機能を維持していかなければなりません。運動器にかかる負担は年齢を重ねるごとに大きくなっていくので、若い頃から対策しておきましょうね。

主な原因

ロコモになってしまう原因は何でしょう?原因を知れば、どのように予防すればいいかが見えてくるはずです。代表的な原因としてまず挙げられるのが「変形性膝関節症」です。加齢やO脚など、身体が歪むことで関節がすり減り痛みが生じます。痛みによって動くことが億劫になり、症状がさらに悪化します。
次に「変形性腰椎症」です。椎間板ヘルニアや背骨の変形によって神経が圧迫されます。脊髄内の神経管が狭くなり発症する脊柱管狭窄症も痛みや痺れが生じます。これによって運動ができなくなってしまうわけですね。
特に有名なのは「骨粗しょう症」です。骨粗しょう症は骨密度が低下する病気で、骨の強度が下がり軽く転倒しただけでも骨折してしまいます。骨折のせいで長い間安静が必要になり、そのまま寝たきりになってしまうケースも少なくないようですね。特に骨粗しょう症のリスクが高いのは閉経後の女性といわれています。
年齢を重ねることで、自然と運動器の機能は低下していきます。特に注意が必要なのは下半身の筋力低下ですね。歩行などに必要な移動機能が低下し、動けなくなってしまいます。バランス能力や神経伝達機能も低下するため、ロコモになるリスクが高まります。

ロコモが進行していく流れ

筋力が衰えると疲れやすくなります。疲れやすいので運動すること自体が億劫になり、さらに筋力が低下するといった負の連鎖が起こってしまうわけですね。次にバランスがとりにくくなっていきます。その結果、関節などに痛みが生じて可動域が狭くなります。痛みへの恐怖やバランス能力の低下により歩行が困難になった結果、歩く機会そのものが減ります。そして引きこもりになり、社会活動への参加機会が少なくなってしまうわけですね。
やがて、屋外だけでなく屋内での移動も困難になっていきます。転倒や病気のリスクが高くなるだけでなく、立ち上がりや歩行もできなくなってしまいます。そして、寝たきり状態に陥りやすくなるわけです。

ロコモ予防に興味のある人へ